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撮影/齊藤 元彦
  • 建築地
    東京都練馬区
  • 設計者
    齊藤 元彦(エアサイクル産業 在籍時に設計)
  • [概要]
    規模
    35.6坪
  • [仕様]
     床 
    ナラ・サワラ・コルクタイル・畳
     壁 
    漆喰・一部タイル
    天井
    漆喰
    家具
    タモ
  • [職方]
    施工
    エアサイクル産業株式会社
    大工
    カーペンターズ 北澤
    左官
    総合建築 植田(淡路)
    庭プラン
    齊藤 元彦
    植栽
    ヴィリディフローラ 菅太郎

リ フォームっていうな!

(マンションスケルトンリフォームなのに・・。)

Re form:形を変えること。でも本当に変えたいのは形でなくて過ごし方。
リフォームというと動線の改善や、収納の充実、新しい設備、デザインに目がいきます。でもそれらは重要な要素ですが、本当に大切にしたいのは家での過ごし方です。そして、「なんとなく家にいるのが好き」となってくれたら最高です。

(聞き取り中の私の頭の中)
生活動線や収納や不便なところなどを聞きながら、私の心はそこにあらず・・・
心地よくボーっとできる場所ができないかなあ。そんなきっかけはどこかに転がっていないかなあ。心地よく~心地よく~。心地よくは何処にいる?あの出窓、ポテンシャルを感じるぞ!あそこから庭を眺めたら気持ちよさそうだなあ。雨に濡れるアジサイを眺めながらコーヒーを飲んだりできるなあ。このコーナー、気持ちいい場所にならないかなあ?オーディオコーナーかな。音楽聴きながら読書できたら気持ちいいかな?

引渡し後にIさんに「聞き取りのとき、齊藤さんは私の話をあんまり聞いてなかった」と言われてしまいました。そんなつもりはなかったのですが・・・
未熟です。

全体は一つの空間なのにそれぞれのコーナーがなんとなく分かれていて、なんとなく違う性格を帯びている。ダイニングからは朝露に濡れた植物を眺めながら食事ができて、リビングはしっとりおとなしい雰囲気に。雑多な書斎コーナーは上手に隠して。
リフォームって形の自由度は少ないけれど、実は可能性に満ちています。

Iさん、庭ができたので今は毎日水遣りが大変だそうです。水遣りという時間の過ごし方が生まれたでしょ。大変なだけ?

(齊藤)