vol.3 木の話。~どんな木材があって、どんな木で家は造られているの~

さて、今日は木の話です。木の話というと、菅首相が日本の林業を再生させるといって話題になりましたが(今は政局のほうが話題ですね。)
今回はそういう話は置いといて・・・単純にどんな木材があって、どんな木で家は造られているのかを簡単にご紹介します。

魚屋が築地で魚の目利きをするような世界が木材にもあるのです。
まずは産地(漁場)と材種(魚の種類)から・・・

国産の構造材の現状
日本の森林面積は約2500万ha 国土の67%です。実はブラジルやインドネシアを押さえ世界第2位です。(1位はフィンランド)日本って森林大国だったのです。知っていましたか?

ですから、産地は全国にあります。首都東京にだって林業はあるのです。(多摩・青梅) でも、現在の木材自給率は24%。あれれ、すぐそこに林があるのに・・・

次にどんな樹種が流通しているのかですが、杉44%桧23%松10%、そのほかでサワラ・ヒハ゛・栗・ケヤキなど。国産材で家を造るというと杉と桧が一般的です。

次にはいよいよ目利きです。
ここに杉の丸太が一本転がっています。ベテラン目利きになるとこの丸太の姿や切り口などから産地、土壌、育った環境、年齢、癖、を見抜けます。
木材の癖って何だ?と思いませんか。木材にも人と同じように癖があるのです。

栄養与えられすぎると中身がスカスカになってしまうし、変わった環境で育つと癖が強くて扱いづらい、手間を掛けないとしっかりとまっすぐ成長してくれないし、といった具合です。人と同じだと思いませんか。林業家が親なら木は子供みたいなものなのかもしれませんね。

ちなみに4寸柱(12cm)を取るのに杉だと40年以上、桧では60年以上の樹齢です。いやあ時間軸が長いです。林業って忍耐だなあ。(子育て奮闘中のため)

目利きではそんな彼女(丸太)の背景まで垣間見ながら、柱が良いのか?梁が良いのか?板材が良いのかと判断するわけです。ちなみに目利きが悪人?だと柱の資質がないのに柱にさせられたりなんてことも、安いのには理由があるんですね。

そうして嫁入り先(どう製材されるか)が決まると次は嫁入り前の準備が待っているのですが、それは次回に・・・・

(齊藤元彦)